世界遺産「白川郷」

昔話の世界にタイムスリップ

“むか~しむかし、あるところにおじいさんとおばあさんがおりました”

思わずそんなフレーズが頭に浮かぶような古き良き里山の集落。「白川郷・五箇山の合掌造り集落」は、その美しい景観が評価され、1995年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。田んぼに囲まれた茅葺屋根が建ち並ぶ風景は、まさに日本の美しい原風景!ここは日本の魅力を肌で感じることができる特別な名所です。

 

白川郷といえば、屋根に積もった真っ白な雪景色のイメージが印象的ですが、白川郷は春夏秋冬1年中がベストシーズン。目を喜ばせる四季折々、色とりどりの楽しみ方があります。

 

春は、樹齢を重ねた桜と合掌造りの組み合わせがとても日本的で情緒があります。

夏は、真っ青の空に、若い稲穂と飛騨の山々の緑が映えてとても気持ちがいい。

秋には、その山々が赤や黄色に色づき始め、柔らかなススキの穂が里山にゆれる姿がとても素敵です。

そして冬。一面銀世界に包まれ、美しい日本の冬景色を堪能できます。ライトアップで雪と灯りの中に浮かぶ幻想的な白川郷はため息が漏れるほどの美しさです。

 

どの季節に行っても都会の喧騒を忘れ、むかしむかしの世界にタイムスリップしたようなのどかな日本の景色に出会えます。

 

 

美しい景色で心が満たされたあとは、お腹もしっかり満たしたいところ。白川郷には歩きながら気軽に立ち寄れる食べ歩きグルメが充実していることも魅力のひとつ。地元のもち米を使った香ばしい五平餅や、ホクホクの飛騨牛コロッケ。世界遺産の白川郷を眺めながらいただく飛騨グルメは絶品!

 

日本人のふるさと「白川郷」。これからも変わることなくあり続けてほしいです。(T.T)

 

 

※余談ですが、岐阜県大垣市の酒造メーカー三輪酒造さんに「白川郷」というにごり酒があります。どぶろくを彷彿とさせる濃厚さと、純米酒ならではの米の甘味がよく出ているお酒です。こちらもぜひご賞味あれ。


白川郷の四季

写真提供 岐阜県白川村役場


春
夏

秋
冬