温泉大国岐阜の不動のエース下呂温泉より

下呂温泉名物『噴泉地』

私は温泉が好きです。温泉街の路地や旅館、古びたゲームセンターなどなど、そのすべてから織りなされる雰囲気そのものが愛おしくてたまりません。

 

岐阜県は風情あふれる奥飛騨温泉郷や“ラジウム温泉”の豊富な東濃地域、国民保養温泉地に指定されている小坂温泉郷など豊富な温泉地を有しておりますが、やはり岐阜の温泉といえばなんといっても下呂温泉です。

 

下呂温泉は室町時代京都五山の僧、万里集九(ばんりしゅうく)や、徳川家康から四代の将軍に仕えた儒学者の林羅山(はやしらざん)により、兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並ぶ日本三大名泉の一つと称されたそうです。私は有馬温泉と草津温泉に行ったことがないのでわかりませんが、万里集九と林羅山がいうなら間違いないでしょう。

 

そんな下呂温泉を満喫するには歴史ある高級旅館を楽しむもよし、食べ歩きを楽しむもよしですが、私は共同浴場をオススメいたします。

共同浴場は、もともと地元住民が自ら利用するためのものを観光客にも開放している浴場です。そう、共同浴場こそが、長年地元民から支持されてきたご当地温泉場なのです!

 

下呂温泉にある共同浴場は『クアガーデン露天風呂』、『白鷺の湯』、『幸乃湯』の3つです。

どこも低価格で本場の高品質な湯を楽しめます。(コスパサイコー)

 

ここまで魅力たっぷりの下呂温泉ですが私が本当に皆様にオススメしたいのは、究極の公衆浴場(とは呼ばれていないですが)「噴泉地」です。

 

温泉街の真っ只中の、清流飛騨川(益田川)の川べりに、一切の囲いもなく、開放感抜群の露天風呂!

24時間利用できて、しかも無料、しかも混浴。

今でこそ、混浴は水着着用となりましたが、老いも若きも男も女も開放的な入浴風景は下呂温泉の名物で、『噴泉地』を体験せねば、下呂温泉を語るべからずと申し上げてよいでしょう。

足湯からでも気軽に楽しめますので、下呂温泉を訪れたら、ぜひ名物『噴泉地』に立ち寄ってみてください。(S.T)