みたけ華ずし

節分の日に恵方を向いて無言で食べる恵方巻。

今年の節分は、124年ぶりに例年より1日早い2月2日。

恵方に向かって願い事を思い浮かべながら丸かじりし、言葉を発せずに最後まで食べきると願い事が叶うとされています。

 

2月2日-節分の日

弊社でも社員勢ぞろいで、今年の恵方「南南東」を向いて恵方巻を食べました。

「無病息災」を願いながら、美味しい恵方巻に舌鼓。あっという間に恵方巻を完食していました。そこで、今回は節分の日にいただいた美味しい恵方巻を紹介します。

 

今回の恵方巻は『みたけ華ずし』で特別に作っていただきました。

『みたけ華ずし』は、中山道御嶽宿がある御嵩町のお母さんたちが開発した郷土食。巻き寿しをカットすると食べるのがもったいないほど美しいバラの模様が現れます!!

 

しかし、数ある花の中から、なぜバラの模様なのか…。

御嶽宿が置かれた中山道ですが、日本を代表する文学者の一人、正岡子規が中山道を歩いた記録が残っています。正岡子規は「くれなゐの 二尺伸びたる薔薇の芽の 針やはらかに 春雨のふる」というバラの短歌を残しています。

南南東を向いて黙々と食べる
南南東を向いて黙々と食べる
恵方巻としていただいた、バラのみたけ華ずし
恵方巻としていただいた、バラのみたけ華ずし

 

また、岐阜県に、世界有数のバラ園があるのはご存じでしょうか。品種や株数ともに日本ではおそらくトップ、世界規模のバラ園と言われる「花フェスタ記念公園」です。

 

バラでつながる地域の物語とともに、中山道と岐阜県を沢山の方に知っていただくために、『みたけ華ずし』はバラの絵巻き寿司をメインにしているそうです。

 

そんな『みたけ華ずし』は見た目だけではなく、食材にもこだわりが。

 

メインとなる白米・酢は岐阜県産にこだわり、粒が大きく、冷めても美味しい県産のハツシモと、八百津町の内堀醸造の酢を使用。具材は、中山道でつながる東京の甘酢生姜・べったら漬け、長野の野沢菜、岐阜の赤かぶ、京都の柴漬けを使用しています。あっさりとした白米と優しい酢の組み合わせた酢飯に、5種類の漬物を使った巻きずしはついつい食べ過ぎてしまいます。

 

『みたけ華ずし』は、御嶽宿で地元のお母さんたちがレシピや巻き方を教えてくれる体験も行っています。フランスでもお披露目し、高い評価を受けた『みたけ華ずし』は、岐阜県、日本だけではなく海を越えて『世界の華ずし』として沢山の人から愛される郷土食です!

(Y.S)